絵本の感想 松谷みよ子 あかちゃんの本「あなたはだあれ」
こんにちは!なんもくんです。
赤ちゃん向けの絵本の感想を書いています。
赤ちゃんって、本当に絵本が大好き!
ぐずぐずしてても、絵本を読むとにこにこ笑顔になってくれます。
今回ご紹介する絵本は、松谷みよ子さんのあかちゃんの本シリーズから、「あなたはだあれ」。
著者の松谷みよ子さんについて
松谷みよ子さんは、1926年 東京生まれ。
17才の時に、「とかげのぼうや」という童話を初めて執筆されています。
著作には「いないいないばあ」をはじめとした「あかちゃんの本」シリーズ、「ちいさいモモちゃん」、「オバケちゃん」シリーズなどがあります。
1951年 、「貝になった子供」で第1回日本児童文学者協会新人賞を受賞。その後も、数々の賞を受賞されています。
子ども向けの本以外にも、エッセイや詩集、小説など幅広い分野で活躍されました。
絵本について
絵本「あなたはだあれ」についてご紹介していきます。
絵本の内容
だれでしょう
ワンワンワン
あなたは だあれ?
橋の上には、動物のシルエットが。
音とシルエットから、どんな動物がいるか当てていく絵本です。
男の子が橋を見ていて、いぬ、こやぎ、かえるが橋の上に次々と出てきます。
最後はじどうしゃが出てきて、男の子と動物たちが楽しそうに乗っていきます。
絵は、瀬川康男さんです。
松谷みよ子さんの思い
松谷みよ子さんは、この絵本を出す数年前に「母と子の遊び」という話しかけの詩を書かれています。
この詩は、お母さんが子どもに話しかけながら、「どんどんばし」をわたっていく動物を動作と鳴き声であてっこしていくものです。
「あなたはだあれ」のあとがきに、
あるときは絵本で、あるときは動作で、リズミカルにあてっこを楽しんでください。
とあります。
お子さんとの遊びのひとつとして、絵本をきっかけに自由に発展させていってほしいという思いを感じました。
絵本を読んだ息子の反応
息子が生後六ヶ月の時に、初めてこの絵本を読みました。
同じシリーズの「いないいないばあ」が大好きでよく読んであげているので、この「あなたはだあれ」も、初めてでも興味津々で見てくれました。
赤ちゃん向けの絵本ということですが、ちょっと文章は多め。
ですが、リズムをつけて読むと息子もにこりとしてくれました。
「あなたはだあれ」は、シルエットと音からあてっこする絵本です。
犬やこやぎ、かえるなどの動物がわかるようになると、もっとこの絵本を楽しめるのかもしれません。
もう少し息子が大きくなったら、あてっこ遊びを一緒にやれたらいいな。
松谷みよ子さんのあかちゃんの本シリーズの中で、瀬川康男さんの絵のものは、全部で4冊あります。
独特でなぜか惹き付けられてしまう絵もステキなのですが、やはり松谷みよ子さんの文章がどれも素晴らしい。
言葉が柔らかくて、耳に心地良いです。
ぜひ、松谷みよ子あかちゃんの本シリーズを読んでみてほしいと思います。