絵本の感想「いいおかお」松谷みよ子 あかちゃんの本
こんにちは!なんもくんです。
息子が生後三ヶ月の頃から、絵本の読み聞かせをしています。
現在は生後七ヶ月。機嫌が悪くても、絵本を読むとにこにこしてくれるので、夕方のぐずりタイムも絵本で乗りきっています。
目次
今回読んだのは、松谷みよ子さんの「いいおかお」
今回ご紹介するのは、松谷みよ子あかちゃんの本シリーズから、「いいおかお」。
この絵本は、松谷みよ子さん作、瀬川康男さん絵、童心社の出版です。
著者の松谷みよ子さん、瀬川康男さんについて
松谷みよ子さんは、1926年 東京生まれ。
17才の時に、「とかげのぼうや」という童話を初めて執筆されています。
著作には「いないいないばあ」をはじめとした「あかちゃんの本」シリーズ、「ちいさいモモちゃん」、「オバケちゃん」シリーズなどがあります。
1951年 、「貝になった子供」で第1回日本児童文学者協会新人賞を受賞。その後も、数々の賞を受賞されています。
子ども向けの本以外にも、エッセイや詩集、小説など幅広い分野で活躍されました。
瀬川康男さんは、1932年 愛知の生まれ。
版画家、絵本作家、絵本画家として活躍されていました。
絵本の挿し絵は、松谷みよ子さんの「きつねのよめいり」が初めて。
主な作品に、「ふしぎなたけのこ」「いないいないばあ」「おおさむこさむ」などがあります。
絵本の内容
ふうちゃんが
ひとりで
いいおかおを していました
そこへ
いいおかお
みせてって
ねこが きました
にゃー
「いいおかお」本文より引用
「ふうちゃん」がいいおかおをしていたら、ねこが来て、いぬが来て、ぞうさんがやって来て、みんないいおかおをまねっこします。
そして、最後におかあさんが来て、「おや みんな いいおかおね」って、ビスケットをくれます。
ビスケットをみんなで食べて、「ああ おいしい」でにっこりして、おしまい。
「いいおかお」ってどんな顔?
「いいおかお」って聞いて、どんな顔を想像しますか?
私は、大きく口を開けて笑う顔、を思い浮かべました。
でも、この絵本の「いいおかお」はそんな笑顔じゃないんです。
絵本のイラストを見ると、「いいおかお」をしている顔は、目を閉じて微笑んでいます。
ふうちゃんが小さい女の子なので、目を閉じて微笑んでいる姿は、お澄まししてちょっと背伸びをしているようにも見えます。
その姿は、なんだか微笑ましい。
絵本に登場するおかあさんと同じように、ビスケットをあげたくなっちゃうかも。
「いいおかお」を読んだ息子の反応
初めて息子に「いいおかお」の読み聞かせをしたのは、生後六ヶ月のとき。
絵本のねこをじーっと見つめていました。
最初はあまり反応がありませんでしたが、何度も読むうちに、絵本の表紙を見ただけでにこにこしてくれるようになりました!
気に入ってくれたようです。
絵本を購入した感想
この絵本はとっても優しい絵柄で、女の子や動物たちの表情を見るとほっこりします。
また、松谷みよ子さんの文章も、あったかい感じがして大好きです。
息子よりも、私の方が「いいおかお」の絵本を気に入っています。
赤ちゃん向けにしては文字がちょっと多めなので、絵本の読み聞かせに慣れてきてからがオススメですよ。
松谷みよ子 あかちゃんの本シリーズは全部で9冊あり、そのうちの4冊は瀬川康男さんの挿し絵です。
どの本も松谷みよ子さん、瀬川康男さんの魅力がぎゅっとつまってますので、もし「いいおかお」が好きならば、シリーズを揃えるのがオススメです。