だいじだいじ

子育てや趣味について書いています。

帝王切開の体験談。痛いの?痛くないの?

第一子は、まさかの帝王切開

2019年の夏。第一子となる長男を出産しました。

 

出産の痛みが怖かったので、無痛分娩で有名な産院で分娩予約していましたが、妊娠中盤から逆子が直らず、予定帝王切開でした。

 

まさか自分が帝王切開になるとは思ってもみませんでしたが、日本では約四人に一人が帝王切開での出産になるそうです。

私も帝王切開が決まり体験談を読み漁ったので、誰かのためになればと思い、出産時の体験をまとめてみます。

 

目次

 

入院1日目(帝王切開前日)

帝王切開の前日から入院が始まりました。

15:00 産院に到着

    NST(赤ちゃんの状態確認検査)

    入院の説明

18:00 夕食 三分がゆ 

    これ以降絶食

21:00 個室にて胎児の心音確認

    睡眠薬服用

    これ以降飲み物も禁止

 

産院へは、一人でタクシーを使って行きました。

 

入院一日目は検査があるくらいで、特にやることもなくゲームばっかりやってました。

部屋は個室で、広くてめちゃくちゃきれい。

電動リクライニングベッド、シャワー、トイレ、洗面台、テレビ、冷蔵庫、金庫、クローゼットが装備されてました。

 

仕事終わりに旦那様がお見舞いに来てくれましたが、面会時間は20時までだったので、顔を出したらすぐに帰っていきました。

本当は泊まってほしかったけど、産院はお泊まり禁止。残念。

 

初めての入院だったので不安でドキドキしていましたが、睡眠薬をもらったのでぐっすり眠れました。

 

入院2日目(帝王切開当日)

いよいよ出産日です。

6:00  ナースコールで起こされる

    検温・血圧測定

9:00  浣腸

    点滴開始

13:30 手術室へ移動

14:25 出産

 

朝早くからナースコールで起こされます。

看護師さんが部屋に来てくれて、検温&血圧測定。

なぜこんなに朝早く起きねばならんのか。9時まではやることありません。

 

9時になるとまた看護師さんが部屋に来て、浣腸と点滴をされます。

「トイレ行くの10分我慢して」

と言われたけど、5分しか我慢できなかった。浣腸けっこうつらいです。

 

予定時間になったら、いよいよ手術室へ。

点滴を自分で押して、看護師さんに付き添われながら手術室へ向かいます。

旦那様もこのタイミングでお見舞いに来てくれました。立ち会いはできませんでしたが。

出産の予定日と時間が事前にわかることが、帝王切開の良いところですね。

 

手術室の中へ入ると、部屋中にびっしりと機械があり、中央に手術台がありました。

看護師さんが3人、忙しそうにパタパタしてて、「なんかドラマみたい」とちょっとだけテンションあがります。

 

自分で手術台に登るのですが、手術台って、思ったよりもほっっそい。

おっきいお腹だと登りにくい。

 

台の上で仰向けに寝っころがり、あそこの毛を剃られます。けっこう恥ずかしい。

この時は、もちろんノーブラ&ノーパン、手術着のみです。

 

横向きになって背中を丸め、麻酔の管を背中に入れます。

ちょっとチクッとする感じ。

麻酔の液が入るとき、冷たいのが背中から腰に向かってすーっと入っていく感じがします。

 

また仰向けになって、尿管カテーテルを入れられます。

入れるときにチクッとするものだそうですが、麻酔が効き始めているので痛みはありませんでした。

 

30分ほどで、下半身の感覚がなくなっていきます。

なんでも、麻酔をすると触られるのはわかるけど、痛みや熱さ、冷たさは感じなくなるらしい。

 

担当する先生が二人来て、いよいよ手術!

胸の下あたりにカーテンみたいなのをかけられ、自分からは下半身が見えなくなります。

 

怖い!めっちゃ怖い!

 

あまりの怖さに、「何でもいいので、話してください!」と言ったら、世間話をしてくれました。

痛みはないけど、おへその下をぐいぐい押されてる感じ。

ぐぐぐーーっと強く引っ張られる感覚があって

すっぽん!

と赤ちゃん誕生。泣き声が聞こえる。

 

「生まれましたよー」

看護師さんが顔の近くまで赤ちゃんを抱っこしてくれて、初対面。

赤ちゃんの顔はくしゃくしゃで、真っ赤っかでした。

うるっとくる間もなく、連れてかれちゃいましたけど。

 

「眠くなりますよー」

と言われ、気づいたら個室に。

おそらく、寝ている間に傷口を縫って、運んでくれたのでしょう。

個室のベッドの上で、点滴やら心電図やら麻酔の管やらにつながれていました。

麻酔のためか、下半身の感覚はまだありません。

 

しばらくすると看護師さんが赤ちゃんを連れてきてくれました。

私は抱っこできませんでしたが、旦那様は抱っこして嬉しそうでした。

 

その後、翌日まで管につながれたままベッドで過ごします。

夜中も定期的に看護師さんが様子を見に来てくらました。

5時間おきくらいで麻酔がきれてくるので、感覚が戻ると怖いので、何回か背中の管から麻酔(痛み止め?)を追加してもらいました。

 

夜は、下半身が動かせないので寝返りを打てないし、熱は出るしでほぼ寝れなかったです。

 

入院3日目(帝王切開2日目)

6:00  ナースコールで起こされる

    検温・血圧測定

7:00  麻酔(背中の管からの痛み止め)をやめて、痛み止めの座薬に

11:00 心電図・カテーテルをはずす

    帝王切開後、初めての歩行

12:00 流動食

    痛み止めがロキソニン

13:00 初めての尿

18:00 全がゆ食

 

痛み止めを座薬に変えてから、下半身が動かせるようになって、少しずつ痛みが出てきます。

でも座薬は効果抜群なので、横になっていれば、ちょっと痛いかな?くらい。

 

ただ、帝王切開の翌日には歩行が始まりますので、寝てばかりはいられません。

看護師さんに手伝ってもらって体を起こすのですが、

めちゃくちゃ痛い!!

少しでもお腹に力を入れると痛い。

 

手術後の臓器の癒着を防ぐために歩いたほうがいいらしいのですが、きっつい。

点滴の台を支えにして頑張って立ち上がると、看護師さんが

「あら一人で立てたの?すごいわね」

と。

…あなたが立て歩けというから、痛いのめっちゃ我慢してるんですよ?

 

痛いわ!!

 

前屈みになりながら、新生児室へ我が子を見に行きます。

なんか、うちの子が一番かわいい。

みんな、へにゃっと似たような顔してるけど、我が子が一番かわいく見える。

早速親バカ?

 

昼食から流動食開始です。体は痛いが腹は減る。

一気に食べたいところだけど、咳き込むとお腹に激痛が走るのでゆっくり食べました。

 

その後のトイレも難なくクリア!

痛みって馴れるもんですね。

 

一つだけ問題発生。

点滴が腕の中でもれてる。お腹とはまた違った痛み。

点滴を入れ直そうとするも、体がめちゃくちゃむくんでて、血管がさっぱり見えないそう。

点滴の針を7~8回失敗され、結局手の甲に入れることに。

もう二度と点滴したくない。

 

入院4日目(帝王切開3日目)

6:00  起床

    検温・血圧測定

    点滴 

8:00  朝食

12:00 昼食

16:00 授乳指導

17:00 個室にて赤ちゃんのお世話開始

18:00 夕食

 

この日から普通食になりました。

料理が美味しい。

 

痛みは相変わらずですが、赤ちゃんのお世話が始まります。

初めて抱っこする赤ちゃんはふにゃふにゃで、ドキドキしました。

 

初めてのおっぱい。けっこう吸う力が強い。

もちろん母乳はまだ出ません。

おっぱいのあとに、ミルクをあげました。

 

体はつらかったですが、赤ちゃんがいるだけで力がみなぎってくるみたいです。

痛み止めのロキソニンはずっと飲んでいます。

 

体の回復を優先するため、夜間は赤ちゃんを新生児室で見てもらうことにしました。

 

入院5日目(帝王切開4日目)

6:00  起床

    検温・血圧測定

    貧血のため、鉄剤点滴

8:00  朝食

12:00  昼食

18:00  夕食

 

まだまだお腹がひきつれるような痛みはありますが、やっとこさ背筋を伸ばして歩けるようになってきました。

 

まだ痛みが怖くてロキソニンが手放せない…。

 

赤ちゃんのお世話が本格的に始まって、かわいいやら大変やら。

お腹が空いて泣いてるようなんだけど、ミルクは3時間おきにしかもらえないから、出ないおっぱいを何度もあげました。

 

入院6日目(帝王切開5日目)

6:00  起床

    検温・血圧測定

    鉄剤点滴

8:00  朝食

9:00  診察

11:30  沐浴指導

12:00  昼食

14:00  調乳指導

18:00  夕食

 

医師の診察があり、傷が順調に回復してきているとのことで、シャワー解禁になりました。

やったー!

入院中はシャワー禁止だったので、体をタオルでふき、髪は水の要らないシャンプーを使っていましたが、もう限界。

 

いそいそとシャワー室へ行ったのですが、傷口が怖い。

おそるおそるへその下を見ると、

あれ?思ったよりもグロくない。

ところどころ血と膿がでてましたが、表面はほとんどくっついてました。

傷口の上には透明なテープが貼ってありました。

 

シャワーを浴びても、傷口はしみませんでした!

案外平気なもんですね。

 

今まで部屋でごはん食べてましたが、この日から食堂で他の入院患者さんと一緒に食べることになりました。

会話が盛り上がらない…。

自分のコミュニケーションのなさが恨めしい。

 

やっとこさ母乳も出始めました。

初めて母乳を飲んだ赤ちゃんは、一瞬「ん?」って顔してましたね。

ここから、おっぱいの張りに悩まされることになります。あんまり出ないのに。

 

ちなみに、入院中の沐浴と調乳は助産師さんがやってくれてました。

頼りになりますね。

 

入院7日目(帝王切開6日目)

6:00  起床

    検温・血圧測定

8:00  乳児検診

    朝食

9:00  診察

12:00 昼食

16:00 母乳指導

18:00 夕食

 

帝王切開から6日目。

このころには、大分体がラクになってきています。

 

母乳がまだあまり出ないので、母乳教室に参加しました。

一度に出る母乳の量を計測したら、なんと2ミリリットルでした。

がっかり。

母乳のあげ方や、おっぱいマッサージの方法などを教わりましたよ。

 

あとは、赤ちゃんやママの体の検査をして、異状がなければ翌日退院です。

 

入院8日目(帝王切開7日目)

6:00  起床

8:00  朝食

10:00 退院

 

本日でいよいよ退院です。

これから旦那様と二人きりでの育児になるので、めちゃくちゃ不安でした。

 

車で迎えに来てもらって、赤ちゃんを連れて帰宅。

 

出産を振り返って

今思うと、あっという間の入院生活でした。

退院後の新生児との生活が大変だったので、もう少し入院していたかったかな。

 

帝王切開は手術中の痛みはありませんでしたが、翌日からけっこう痛かったです。

ただ、日がたつごとに痛みはなくなっていくので、退院する頃にはほとんど痛まなくなってましたよ。

 

頼めば痛み止めの薬をもらえるので、痛み止めの効果が切れる前に服用した方が良いと思います!

 

生まれた赤ちゃんが可愛すぎて、産後すぐに「二人目ほしいな」

と思ってました。

完全に、産後ハイってやつです。

 

いろんな体験談を見て、帝王切開怖い!って思ってましたが、予想よりは辛くなかったです。